4年お世話になった Pivotal Labs を卒業し、9月1日付で Ubie 株式会社に入社しました。

Ubie(ユビー)は

  1. 医療機関向けの働き方革命をサポートする「AI問診ユビー」
  2. 生活者向けの適切な医療へのアクセスをサポートする「AI受診相談ユビー」

の2つの事業を展開している、病気推測技術に強みを持っている会社です。僕はその中でも toC プロダクト「AI受診相談ユビー」のプロダクトオーナーを拝命することになりました。

Ubie株式会社 | Ubie, Inc.

Ubieは、テクノロジーの力で「世界中の人々を適切な医療に案内する」をミッションにしたヘルステックスタートアップです。AIを使った業務効率化や病気推測のサービスを提供しています。

ぼくの両親はとても活発で、やりたいと思ったことをなんでもやります。父はジムのトレーナーになるんだ、と言って筋トレばっかしていると思いきや、大学院の社会人用コースに通っていたりします。母は児童館で子供たちと遊び道具を作ったり、地元のコーラスサークルに入会して全国目指すんだ、とか言っています。羨ましいのです。そして、最期までその姿を見ていたいのです。

成し遂げたいことは、Ubie のようなサービスを通して生活者に寄り添い、長い人生の最期まで可能な限り健康維持をサポートし、やりたいことが不備なくできる自由を作り上げることです。それは、Ubie で実現できることだと思います。

なぜ転職を決意したか?

きっかけは二つありました。

一つは、「社会貢献要求」が強くなってきたことです。これまでのキャリアを振り返ってみると、個人であったりユーザー、それを取り巻くステークホルダーへの貢献を最優先に考え実行してきました。しかし、COVID-19 のクライシスに直面して以降、意識は社会へと移り、顕在化した多くの産業の「不」を自らの手で解決していきたいと思うようになったことが大きいです。

もう一つはテレビCMでも流れている、某人材会社の社長に自身のキャリアについてカジュアルに相談させていただいたときでした。

  • 昔はもっと貪欲な人だったでしょ?
  • これまで大きな意思決定に関わったことはあまりなかったでしょ?

目が覚めました。その業界に長く携わっている方なので当たり前なのですが、キャリアを辿っただけで薄れていった過去や自分に欠けているものを丁寧に紐解いてくださったような気がします。過去の人事の方から確かに「丸くなったね」と言われたことがあります。本当に感謝しています。これからは、より圧倒的にサービス作りに励んでいきます。

なぜ Ubie を選んだか?

何かを優先しようとすると何かに問題が出てくる、という葛藤が常にある医療業界において、政府の支援を得つつ、医師のみならず生活者が Win-Wn になるようなパラダイムを変える新機軸を作りあげようとしていることです。

更に付け加えると、それをやりきるための組織の土台作りに本気で取り組んでいること。この記事がとても参考になると思います。

スタートアップで、カルチャーが全く違う2つの組織を作った話|Ubie|note

50名規模の医療AIスタートアップUbie において、カルチャーや採用基準が全く異なる2つのチームを立ち上げ、数ヶ月運用してきました。スタートアップでは比較的珍しい取り組みで、採用応募者等からもよくご質問いただくので、背景やチームごとの違いをまとめてみました。 …

こちらの説明資料にもあるように、優れたサービスやプロダクトを開発するために必要な要素である Business – Technology – Creative に加えて、実際の医療現場にも立っている医師(Medical)も在籍しているため、高速でプロダクト開発を回せることも一つのユニークネスだと思ったからです。

Ubie といえば AI 問診ユビーがより知られていますが、もう一つの独自性でもある(僕のミッションでもあるのですが)生活者向けの AI 受診相談ユビーとのシームレスな連携も、これから実現したい世界にとって必要不可欠です。toC は2020年にローンチしたばかりで、これからグロースしていくビジネスです。伸び代しかないこのビジネスをドライブできるオポチュニティがあったことは、運命的な出会いだったと思います。海外事業も展開を開始しているのも、とても魅力的でした。

二つの大きな挑戦

まず一つは全く無知な業界のため、コミュニケションの基礎となる専門用語はもちろん、

  • 運不運の医療(医療不信)
  • 特定の診療科目や特定の地域での勤務医の不足
  • PHR の普及
  • デフレ経済を想定していない医療制度

などなど医療業界を取り巻く現状の圧倒的な理解です。そうしないとバッターボックスにさえ立てません。もちろん。

もう一つは PO としてのパフォーマンスの発揮です。Ubie にはプロダクトマネージャーは存在しません。Pivotal Labs で培ってきたプロダクトマネージャーとしての経験やノウハウは一旦箱の中に閉まい、この会社ではどのようなプロダクト・パーソンがベストフィットするのかを見定めたいと思います。セルフのためではなく、組織、ないしはプロダクトの成功のためなので、自身とのギャップを早期に発見することが先決です。

頑張ります。これからも、変わらずによろしくお願い致します。
ありがとう、Pivotal Labs。本当に恵まれた、いい会社でした。

最後に

もしこの記事を読まれて共に働きたい、Ubie で働くことに興味がある方はいずれかの手段でご連絡いただけると嬉しいです!

  1. 自分含むお知り合いの Ubie メンバーに声がけする
  2. Ubie Day (オンライン説明会)に参加する(お申し込みフォーム
  3. 直接応募する
  4. Ubie LINE アカウントにて、最新情報をチェックする(登録URL

採用職種一覧

はじめに

リッツ・カールトンにいつかは宿泊したいと思っています。きっかけは『リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間』という本を読んで、この会社が持つ「感動を創造するためのシステム」に関心を持ったからです。いつかは実体験したい、と願ってチャンスを掴めず十数年。歳を経るに連れ、物事に対しての感動が薄れると良く聞くので、早めに行っておきたい。不愉快に思われた方、謝ります。

話を戻すと、リッツ・カールトンを一躍有名にしたのは、感動を生み出す従業員をエンバワーメントするための「クレド」です。人が増えると、個々人の価値観やモチベーションに多少なりともばらつきが生じるは当たり前のこと。方向性も見失いがちです。そこでこの会社が編み出したのが、クレド。クレドは会社の価値基準のようなモノで、その価値基準に見合った行動を取る人が増えることが効果として期待されています。

こちらがそのリッツ・カールトンのクレドです。カード形式にすることで、常に携帯してもらい、パッと振り返りやすくしたそうです。

Luxury Hotels & Resorts | The Ritz-Carlton

Experience The Ritz-Carlton luxury hotels and resorts that craft unforgettable travel experiences inthe world’s top destinations.

今では様々な企業がクレド、またはクレドに類似する価値基準または大切にしている信念を定めて公開している会社が増えているようです。

「我が信条(Our Credo)」にまつわるエピソード

社是、経営理念、ビジョン、ミッションなど、その会社を表す文書は何種類もありますが、ジョンソン・エンド・ジョンソンについて言えば、「我が信条」という、A4用紙一枚の文書があるのみです。この文書は顧客、社員、地域社会、そして、株主という四つのステークホルダー(利害関係者)に対する責任を具体的に明示したものです。起草以来60年以上に亘り、ジョンソン・エンド・ジョンソンの行動指南役として機能し続け、…

The JTBWay|JTBグループについて|会社情報|JTBグループサイト

地球を舞台に、人々の交流を創造し、平和で心豊かな社会の実現に貢献する 。 私たちは、地球を舞台に自然、文化、歴史とのふれあいや人々の交流を創造し、お客様に感動と喜び を提供します。 私たちは、お客様と共に歩んできた100年を大切にし、これからも「価値ある出会い」を創造し続けます。 「交流創造事業」 …

なぜ、クレドを作ろうと思ったのか?

知行を一致させるためです。きっかけは特にこれといってないのですが、新しいことにチャレンジする意欲が、30代後半を迎えて高まってきていることが背景にあると思います。物欲、知識欲、自己実現欲…これらの欲望大爆発の根底にある自身の思考と実行を棚卸ししたいと考え、アウトプットの形式としてクレドを選美ました。

準備期間は制作も含めて約3ヶ月。これから50〜60年も続く長い人生のお供となるため、緊張もありました。今じゃなくていいのでは、といいう迷いもありました。でも、その背中を押してくれたのは内田樹さんのこの言葉でした。

本当に必要なのは「心と直感」ではありません。「心と直感に従う勇気」なんです。なぜなら、ほとんどの人は自分の心と直感が「この方向に進め」と示唆しても、恐怖心で立ち止まってしまうからです。それを乗り越えるためには、「勇気」がいる。それは、怯えすに跳躍することです。

跳躍して作ったのが、これから紹介するクレドです。

クレドの「型」

とはいえ、何から始めればいいのかわかりませんでした。考える枠組みが必要だと考え、いろいろ調べてみたところ、以下の基本形に落ち着きました。

  1. 主文(変わらない価値観)
  2. 家族への約束(どんな時でもこれを心において接する)
  3. 自分で目指す「あり方」(宣言。何をする、ではなくどうありたいか)
  4. 人生と生活の3ステップ(具体的な行動を3つ。毎日できること)

一番難しかったのは(3)。「私は、ほげほげであることを誓います!」と選手宣誓のようなことは言えるはずもなく、一緒に考えてくれるパートナーが欲しいと思いました。それ以外は自問自答しながら言語化すればよかった。そこで協力をお願いしたいのが、友人でコーチングをしている岡部友理子さんでした。こんな変な相談でも、暖かく迎え入れてくれたので、とても感謝しています。初めてのコーチングセッションで、正直所々戸惑ったり詰まるところがありましたが、最後はかなり納得度が高かったです。興味がある方はぜひ、相談してみてはいかがでしょうか?

(1)と(4)は因果関係にあるため、セットで行いました。文章化するための工夫として、以下の設問に対する答えを列挙すると、輪郭が薄らと見えてきます:

  • 大切にしている言葉は何か?
  • 尊敬している人とその理由は何か?
  • 褒められることや叱られることは何か?
  • これまでにどのようなライフスタイルの変化があったか?
  • 幸せと感じる瞬間は何か?

1〜2日ほど寝かして、見直して、もう一度繰り返して。漬物のように、本当の漬物のように熟成させて、自分の旨味が表れたと感じるまでやりました。

クレドの最終形

自分はこういう人間である。これを受け止める準備ができたら、クレドをカード型に印刷しました。それは、鞄の中に常に入れて持ち歩くようにしています。

人生の4つコンセプト
(最初に入社した会社、楽天の三木谷社長に憧れて、真似したのがこちら)

  1. 永劫回帰: 時間は有限である。今でしか味わえない一瞬一瞬を大切にする。
  2. 不易流行: 流行こそが、実際は俳諧の不易の本質である。新しみを常に探求し続ける。
  3. 初志貫徹: 心に決めた志を最後まで貫き通し、選んだ道を正しくする努力をする。
  4. 花鳥風月: 何気ない出来事や風景、日常の感じ方を豊かにするために感性を磨く。

家族への約束
先にあの世に行くときに「いい夫・父親・祖父だった」と想ってもらえるようにします。

自分が目指すあり方
私は人々の迷いを気づかせ、導く自由な風になる。

人生・生活の3ステップ

  1. 今という時間を大切にし、心穏やかに自分らしく生きよ。
  2. 毎日、他の人と交流する時間を取るようにしてネットワークの構築と維持に努めよ。
  3. 専門性を確立したい領域について、探究を続けて刺激を受けよ。

これが、私のレゾンデートル。

10部も印刷したから、失くしても安心だろう。常に持ち歩くことで、心が少し穏やかになった気もするし、自信が持てるようになった気がします。

クレドの背景には、花言葉が魅力的なカサブランカやエンドウの花を飾りました。

自分の内から迸る情動

インターネット上ではあらゆる自分を演じることができます。SNS と括られているサービスを複数利用している人は少なくないと思います。Twitter や Facebook、TikTok、Instagram、LinkedIn、Wantedly など不特定多数とコミュニケーションができるウェブサービスは、今後も間違いなく増えていきます。その度にアカウントが開設され、○○の中の自分が誕生する。自分は一人しか存在しないのに、自分の一部を分け与えているかのようです。散らばったピースの完成図がなければ、ピースはただの破片でしかありません。そのため、私にとってここ(mariosakata.com)は自然と必要でした。全ての元となる自分が存在していて、かつパーソナルスペースが確保されているネット上の家みたいなものです。

ノマドワークスタイルという自由大学の講座を受講したことがあります。ジャーナリストの佐々木俊尚さんが担当だでした。講義と言いつつも、参加者で毎回ノマドというワークスタイルが社会と自分にもたらしてくれるであろう価値について議論をする場がほとんどでした。10年以上も前のことですが、一番心に残っていたテーマはセルフブランディングを強化する必要性についてでした。今日では働き方革命の一環として副業や兼業を解禁する企業が増えてきています。今年は更にその数は増え、副業ビッグバンが来るのではないかとの予想をしているメディアもいます。

私は今からその土台づくりをしたいと思っています。その土台が、今いるこの場所です。将来的には特定の企業や組織に属して仕事をする時代は終わると考えています。そのための生存戦略として、これまでに培ってきたナレッジや経験を集約し、課外活動やネットでの活動を始めとするブランディングに必要な要素を一か所に集約させなければななりませんでした。どうでしょう。これまでは知ることはできなかった、私という人間を様々な角度から見ることができたのであれば、それは成功と捉えています。

想いを綴るブログの再構成

ブログもここに全て集約することに決めました。これまでは noteはてなブログの二刀流でした。両者のサービスを否定するわけではありませんが、記事を投稿する度にそれぞれの情報流通の一部になる様子は、世の中の流れに身を任せているような気がしていて違和感がありました。ちなみに、Medium は英語圏の方向けであったり、会社のブログ用アカウントだったりするため、現状維持とします。

振り返ってみたら、初めてブログを書いたのは2009年のことでした。社会人2年目のときです。なんで始めたかのか、記憶は定かではないです。覚えておけよって話ですが。過去の投稿を見返してみると、アンテナに引っ掛かったこと、取った行動、食べたもの、見たもの、読んだ本など五感を意識した内容がほとんどでした。やりたかったことは日々の意識化を図るためだったと思います。しかし、何故だろうか。始めた理由がやっぱりわかりません。社会の波に揉まれ過ぎて、生きている実感が欲しかったのでしょうか。そうだったらヤバイですね。そのためには、日々の瞬間を楽しむ必要があります。そのためのブログだったのだと、思います。大丈夫、ここが自分の家になのだから。

前述の通り、セルフブランディング強化のためにブログでは引き続き専門分野である UX デザインやプロダクトマネジメントについて触れていく一方で、Design+ という個人プロジェクトで宣言した通り、日常から見えるヒトの考えなき行動に注目し、世の中の不便利なデザインを探究してデザインと向き合う機会を創出する場としても活用していきます。

ブログのタイトルを「reVision」としたのは、それが由来でもあります。問いを問うことで、ものごとを見る目が変わります。捉え方も変わります。結果として本質的な課題を抽出することができ、プロダクト開発に良い影響を与えるようなアイディアが浮かんできます。それが快感でたまらない。

私のレゾンデートル(存在理由)

夢想家とリアリストになる。最近、私が大切にしている考え方です。坂本龍馬という人間は、リアリストとして現実を受け入れながらも、夢想家として薩長同盟に向けた計画を立案し、想いやビジョンを中岡慎太郎らに語ったことで薩長同盟を成立させることができました。坂本龍馬が成し遂げた偉業は、夢想家とリアリストとしての目標を兼ね揃えていたからこそ実現できたと言えます。とはいえ彼ほど大きな革命を起こすわけではありませんが、客観的視点から現状把握し、ビジョンを描き、利点を洗い出し、仲間に共有し、実践する、この一連の流れとボイントを体系化していくつもりです。

人間は楽しさを好み、夢中に励んで成長をする生き物です。仕事であろうとプライベートであろうと、偶発的に出会う AHA モーメントを大事にし、ブログや俳句を通して外部化して唯一無二の自分を整形していく。夢中でいる。それが私のレゾンデートル。