自分の内から迸る情動

インターネット上ではあらゆる自分を演じることができます。SNS と括られているサービスを複数利用している人は少なくないと思います。Twitter や Facebook、TikTok、Instagram、LinkedIn、Wantedly など不特定多数とコミュニケーションができるウェブサービスは、今後も間違いなく増えていきます。その度にアカウントが開設され、○○の中の自分が誕生する。自分は一人しか存在しないのに、自分の一部を分け与えているかのようです。散らばったピースの完成図がなければ、ピースはただの破片でしかありません。そのため、私にとってここ(mariosakata.com)は自然と必要でした。全ての元となる自分が存在していて、かつパーソナルスペースが確保されているネット上の家みたいなものです。

ノマドワークスタイルという自由大学の講座を受講したことがあります。ジャーナリストの佐々木俊尚さんが担当だでした。講義と言いつつも、参加者で毎回ノマドというワークスタイルが社会と自分にもたらしてくれるであろう価値について議論をする場がほとんどでした。10年以上も前のことですが、一番心に残っていたテーマはセルフブランディングを強化する必要性についてでした。今日では働き方革命の一環として副業や兼業を解禁する企業が増えてきています。今年は更にその数は増え、副業ビッグバンが来るのではないかとの予想をしているメディアもいます。

私は今からその土台づくりをしたいと思っています。その土台が、今いるこの場所です。将来的には特定の企業や組織に属して仕事をする時代は終わると考えています。そのための生存戦略として、これまでに培ってきたナレッジや経験を集約し、課外活動やネットでの活動を始めとするブランディングに必要な要素を一か所に集約させなければななりませんでした。どうでしょう。これまでは知ることはできなかった、私という人間を様々な角度から見ることができたのであれば、それは成功と捉えています。

想いを綴るブログの再構成

ブログもここに全て集約することに決めました。これまでは noteはてなブログの二刀流でした。両者のサービスを否定するわけではありませんが、記事を投稿する度にそれぞれの情報流通の一部になる様子は、世の中の流れに身を任せているような気がしていて違和感がありました。ちなみに、Medium は英語圏の方向けであったり、会社のブログ用アカウントだったりするため、現状維持とします。

振り返ってみたら、初めてブログを書いたのは2009年のことでした。社会人2年目のときです。なんで始めたかのか、記憶は定かではないです。覚えておけよって話ですが。過去の投稿を見返してみると、アンテナに引っ掛かったこと、取った行動、食べたもの、見たもの、読んだ本など五感を意識した内容がほとんどでした。やりたかったことは日々の意識化を図るためだったと思います。しかし、何故だろうか。始めた理由がやっぱりわかりません。社会の波に揉まれ過ぎて、生きている実感が欲しかったのでしょうか。そうだったらヤバイですね。そのためには、日々の瞬間を楽しむ必要があります。そのためのブログだったのだと、思います。大丈夫、ここが自分の家になのだから。

前述の通り、セルフブランディング強化のためにブログでは引き続き専門分野である UX デザインやプロダクトマネジメントについて触れていく一方で、Design+ という個人プロジェクトで宣言した通り、日常から見えるヒトの考えなき行動に注目し、世の中の不便利なデザインを探究してデザインと向き合う機会を創出する場としても活用していきます。

ブログのタイトルを「reVision」としたのは、それが由来でもあります。問いを問うことで、ものごとを見る目が変わります。捉え方も変わります。結果として本質的な課題を抽出することができ、プロダクト開発に良い影響を与えるようなアイディアが浮かんできます。それが快感でたまらない。

私のレゾンデートル(存在理由)

夢想家とリアリストになる。最近、私が大切にしている考え方です。坂本龍馬という人間は、リアリストとして現実を受け入れながらも、夢想家として薩長同盟に向けた計画を立案し、想いやビジョンを中岡慎太郎らに語ったことで薩長同盟を成立させることができました。坂本龍馬が成し遂げた偉業は、夢想家とリアリストとしての目標を兼ね揃えていたからこそ実現できたと言えます。とはいえ彼ほど大きな革命を起こすわけではありませんが、客観的視点から現状把握し、ビジョンを描き、利点を洗い出し、仲間に共有し、実践する、この一連の流れとボイントを体系化していくつもりです。

人間は楽しさを好み、夢中に励んで成長をする生き物です。仕事であろうとプライベートであろうと、偶発的に出会う AHA モーメントを大事にし、ブログや俳句を通して外部化して唯一無二の自分を整形していく。夢中でいる。それが私のレゾンデートル。